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亜鉛メッキの寿命


暴露試験地域 腐食速度
(g/u/年)
耐用年数
(年)
 重工業地帯 12〜18(15) 36
 都市地帯 12〜18(15) 36
 海岸地帯 11〜14(13) 42
 田園地帯 8〜14(10) 54
 山間地帯 3〜 8( 6) 90
 乾燥地帯 2〜 5( 4) 135

表.亜鉛メッキの使用環境別腐食速度

 左表のように亜鉛メッキ寿命の目安がありますが、局部腐食・大気汚染等の影響で、設計寿命の半分程度で腐食が始まるケースが多いようです。特に海岸部・海洋部等の悪環境(腐食速度が100g/u/年)では2〜3年程度で発錆が始まるという事例が多く報告されています。

亜鉛メッキの腐食対策

 亜鉛メッキの設計寿命を延長するにはメッキ層を厚くすることで解決できます。しかし、需要の大半を占める30mm以下の小型鋼材はメッキ層が薄くなりやすく(メッキの熱で変形するため)、最も厚い亜鉛メッキ(0.079mm厚)でさえ防錆効果があるのは0.039mm程 度と、十分な厚さを確保することが困難です。以上のことから、悪環境で設計寿命を確保するには亜鉛メッキ以外の対策・方法が必要になってきます。 代表的な対策は塗装ですが、被膜の厚さを確保するために塗り重ね作業が必要であり、高所では塗料が周辺家屋・農作物等に飛散するなど問題がないわけではありません。

亜鉛メッキの保護テープ!

 亜鉛メッキの早期腐食を防止する方法のひとつにメタルガード工法があります。メタルガード工法は厚さ0.1〜0.2mmのメタルガードテープ(高純度亜鉛のテープ)を亜鉛メッキ上に貼り付ける防錆方法です。 通電性がある粘着剤を使っているので、亜鉛メッキ電気的に一体化し亜鉛メッキ厚が約0.24mmに増加します。 特に腐食しやすい溶接部分・金属接続部分等には事前に貼り付けることをおすすめします。
 簡単な作業で確実な均一被膜による防錆ができるだけでなく、施工時間の短縮・運搬量の軽減といった経済面も優れています。 早期発錆に困っている方は、メタルガードテープで亜鉛メッキを保護・補修してみてはいかがですか?

メタルガードテープの詳細のページを見る。